2020年3月19日(木) 18:30-21:00
3×3Lab Future(さんさんラボ フューチャー)
東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・JXビル 1階
(東京メトロ、都営地下鉄大手町駅(C10出口)より徒歩2分)
http://www.ecozzeria.jp/about/accessmap.html
・ビジネスパーソン
・学生
・生きものに興味のある一般の方
・海の現状を知り、環境問題について向き合いたい方
・自然保護や環境保全に貢献したいけれど、模索中の方 など
(高校生以上向けのおはなしの内容です)
50名(先着順・事前申込制)
1,000円(軽食、飲み物付)
18:00-18:30 受付
18:30-18:40 はじめに
18:40-20:00 トーク・質疑応答
20:00-21:00 交流会
下記申込フォームよりお申込みください
https://info.ecozzeria.jp/l/577481/2020-02-02/b7q2n
エコッツェリア協会 生物多様性担当まで
TEL:03-6266-9400
◆田島 木綿子(たじま ゆうこ)
国立科学博物館 動物研究部 研究主幹/獣医師、博士(獣医学)
〈研究内容〉
イルカ、クジラは進化の過程で完全に後肢が退化したが、後肢が退化したことで周囲構造はどのように変化しているのか、またはどこまで哺乳類の一般型を維持しているのかに興味をもち比較形態学的に研究を進めている。また、ストランディング個体はなぜ海岸に打ち上がってしまうのか?という謎を病気という観点から解き明かしている。ヒト社会が発展したことによる環境や野生動物への影響が懸念されているが、海棲哺乳類にもその影響は出てきている。
〈活動〉
日本の各地の海岸では、年間300件以上のストランディングという現象が起きています。海を生活の拠点としているはずの海棲哺乳類が、生死を問わず自ら海岸に打ち上がってしまう現象です。通常はゴミとして処理されてしまいますが、可能な限り博物館標本にすることを心掛けながら、個体から様々な情報を集約し、研究や展示、教育普及活動など多方面に活用していく活動をされています。
ここ最近、海のマイクロプラスチック問題が騒がれるようになりました。こうした状況を受け、鯨類の胃の内容物に含まれるマイクロプラスチックについて、新たな研究に取り組まれています。 テレビ番組「ガイアの夜明け」へ出演されるなど、田島氏の活動へ注目が高まっています。
主催:エコッツェリア協会
〇国立科学博物館
WEB▶https://www.kahaku.go.jp/
【注意事項】
・講座中、報告用や次回の告知用の素材として、写真撮影等の記録をさせていただきますので、予めご了承ください。尚、お顔だしNGの方は当日、受付にてお申し出ください。ご協力よろしくお願いいたします。
・本記事中の写真は、2018年8月の由比ヶ浜へストランディングしたシロナガスクジラの調査の様子。写真の転用・転載は禁止。