昨年度、大好評のイベントとなった「ふくしまフードラボ」。
東日本大震災から12年と半年を迎える福島県は、復興の想いを"今"に紡ぎながら、"未来"へ進んでいます。
今年度は県内の酒蔵や生産者をゲストに、
第1回は「福島の食と酒の魅力再発見」をテーマに福島県全域の食と日本酒の魅力を存分に楽しんでいただき、"今"の福島を感じていただきます。
第2回は「新たな福島に向けて」をテーマに福島県内で新たな取組をしている事例をご紹介し、食や様々な種類のお酒を楽しみながら未来の福島を考えます。
ふくしまフードラボで、福島の食の未来を、心もお腹も満たしながら共に考えましょう!
ふくしまフードラボ2023チラシ
Day1登壇者
岩井 秀樹 氏
福島大学地域未来デザインセンター 副センター長
経済経営学類 教授
1981年東京海上入社、主にIT部門で基幹システムのアプリ開発、経営統合プロジェクト等を担当。2012年同社退職・独立、石巻(震災復興)と東京(組織開発・イノベーション人材育成)の2拠点で活動。2017年福島大学・経済経営学類・教授、昨年から同大学・地域未来デザインセンターで福島の地域課題解決、イノベーション人材育成に取り組んでいる。
馬塲 由紀子 氏
株式会社田季野(元祖輪箱飯 割烹会津料理 田季野)
会津若松市で中、高校生を過ごし大学卒業後、地元銀行勤務を経て平成4年に現在の株式会社田季野に嫁ぎ、3人の子育てのかたわら家業に従事。女将としての修行をつみ平成21年先代の後を継いで女将となり、會津の伝統文化(郷土料理、漆、會津木綿)を継承しつつ、会津らしさをもってお客様に喜んで頂ける心温まるおもてなしが出来る様、日々精進している。現在、福島学院大学客員研究員もつとめている。
鈴木 大介 氏
鈴木酒造店 5代目蔵元
1973年浪江町生まれ、東京農業大学卒業後、奈良県の梅乃宿酒造株式会社を経て、1999年家業に入り、翌2000年から杜氏に。以来、自分たちの暮らしの文化を酒を通じて発信することを歓びとしていたが、2011年の東日本大震災にて被災、原発過酷事故を受け、この想いを強くしている。現在、2011年に山形県長井市で事業再開した㈱鈴木酒造店長井蔵、2021年に10年ぶりに浪江町内で事業再開した㈱鈴木酒造店の代表取締役と杜氏を兼任する。
半谷 啓徳 氏
お米専業農家
浪江町出身。郡山市内の会社で勤務していたが、東日本大震災により荒れてしまった故郷の農地を「元の自然豊かな田園風景に戻したい」と思い、2019年に就農。酒造用米も栽培し、鈴木酒造店で日本酒に醸造・販売されている。
Day2登壇者
中村 正明 氏
6次産業化プロデューサー、関東学園大学 教授、東京農業大学 客員研究員、大丸有「食」「農」連携推進コーディネーター
大学で教鞭をとる傍ら、産・官・学・民の連携や協働をコーディネートし、都市とのつながりをいかした6次産業化・農商工連携による商品開発やグリーンツーリズム等の支援や、ソーシャルビジネスのプロデュースを手掛けている。
佐々木 瞳 氏
フリーアナウンサー、元ラジオ福島アナウンサー
アナウンサー12年目。ラジオ福島で朝の生放送のパーソナリティーや震災報道の取材・中継などに従事したのち、東京でフリーとしてNHKや民放などテレビ・ラジオの番組でMCやレポーター、ナレーションを担当。現在は、文化放送「サンデーNWESスクランブル」パーソナリティーなどを務める。ライフワークでは、福島の"今"を知って貰いたいと、ラジオやSNSなどで発信。また福島県視察ツアーや福島県食材を使ったイベントなどを企画、実施。福島県富岡町のアンバサダーも務める。
小泉 良空 氏
一般社団法人ふたばプロジェクト
福島県大熊町出身。大学卒業後、福島市の住宅販売会社勤務を経て2021年5月に双葉町のまちづくり会社に就職。一般社団法人「ふたばプロジェクト」では、情報発信業務や旧双葉駅舎の案内業務、双葉郡のことを伝える伝承事業を担当している。趣味はお菓子やパンづくり。地域の人や移住者との交流を通じ、大熊ライフを楽しむ。
北村 秀哉 氏
テロワージュふくしま実行委員会・委員長
かわうちワイン㈱取締役
1986年、東京電力に入社。2014年より、福島復興本社で復興関連の仕事に就く。同時に私人として、福島県川内村で地元とともにブドウ栽培とワイン造りを開始。昨年、東京電力を定年退職し、現在はかわうちワイン㈱取締役であるとともに、福島の食と酒の素晴らしさを訴求する「テロワージュふくしま」を立ち上げ、取り組んでいる。
木村 貴華子 氏
弥七農園
東京のきらきらと華やかさに憧れて上京。卒業後アパレルメーカーに入社。小さいメーカーだったので、パターンや販売を勉強する。5年勤務して退社。関西が好きになり、大阪本社の洋服の卸の会社に入社。営業販売をする、販売がより楽しくなる。33歳、会津の自然が忘れられず帰ることをきめる。36歳で、会津にUターン。37歳、実家の農業に従事する。今は、自分で作ったお野菜を対面販売することがとても楽しく、お客様から色々と教えてもらい、こんな野菜が食べたいとか言われれば作ったり、楽しく農業をする。
ファシリテーター
田口 真司
エコッツェリア協会 コミュニティ研究所長
1972年岐阜市生まれ。1996年横浜国立大学工学部電子工学科卒業。
2010年3月にワールドカフェによる対話会を開始。企業で働く人や学生、NPO、主婦などあらゆる属性の人たちを集め、毎月テーマを変えたイベントを主催。2011年12月「企業間フューチャーセンター有限責任事業組合(LLP)」を設立。未来の社会について対話し、新たな価値創造に向けた活動を実施。2013年2月から現職。丸の内をオープンイノベーションの街にすべく、3×3Lab Futureの運営業務を通じ、社会的ビジネス創出に向け活動中。
主催
福島県、エコッツェリア協会