いま、世の中で求められる「学び」をテーマに展開するシリーズ企画
『丸の内みらいの学び場』プロジェクト(*1)。
本年度は実証プロジェクトとして、大人のためのカルチャー講座
「幻冬舎大学」(*1)とコラボレーションし、
「ことば再発見」を共通テーマに全3回の講座をお届けします。
第2回の講師は、子どもたちの言葉を奪う社会の病理と国語力再生の最前線を描いた話題作
『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(文藝春秋)の著者・
石井光太さんです。
『ごんぎつね』の、大きな鍋の中で何かが煮えているという描写を、「母の死体を煮ている」と誤読する小学生。「グリグリ」「バー」「ガッ」などのオノマトペ(擬態語・擬声語)でしか自分の罪を説明できない少年院の少年たち。
石井さんが取材した子どもたちの現状には驚愕の連続ですが、心ある教育者による飽くなき挑戦も全国各地で行われています。
国語力をめぐる衝撃と希望の最前線を、お話しいただきます。
子どもの言葉に起きていることは、大人の言葉にそのまま繋がり、日本社会の根っこをゆるがす問題でもあります。
石井さんと一緒に、あらためて、言葉と人間と社会について考えてみませんか?
*1 エコッツェリア協会は、活動の一つとして「人材育成・学び」を掲げ、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリアを拠点に取り組みを推進しています。『丸の内みらいの学び場』プロジェクトは、「学び」を大丸有エリアにおけるまちづくりの新機能と位置づけ、オフィスワーカーと企業双方のニーズをサポートすることを目指したプロジェクトです。
*2 「幻冬舎大学」とは、幻冬舎の執筆陣が送る、「人生100年時代」を生きる、大人のためのカルチャー講座(学校教育法等で定める「大学」ではありません)。
概要
開催日時
2022年12月8日(木) 19:00~21:00
場所
3×3Lab Future(さんさんラボ フューチャー)
東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・ENEOSビル1階
(東京メトロ、都営地下鉄大手町駅(C10出口)より徒歩2分)
https://www.ecozzeria.jp/about/accessmap.html
Google Mapで地図をみる
参加費
◆幻冬舎plusでチケットご購入の場合 1,650円(税込)
◆Peatixでチケットご購入の場合 1,850円(税込)
※本講座のオンライン配信はありません。
プログラム
19:00-20:00 講座「誰が国語力を殺すのか」/石井光太氏
20:00-20:30 質疑応答/講師と司会者とのトーク
20:30-21:00 交流会(講師・参加者と自由にお話しいただけます)
申し込み方法
講師
石井 光太(いしい こうた)
作家
1977年東京生まれ。作家。国内外の貧困、災害、事件などをテーマに取材・執筆活動をおこなう。著書に『物乞う仏陀』『絶対貧困 世界リアル貧困学講義』『遺体 震災、津波の果てに』『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』『浮浪児1945- 戦争が生んだ子供たち』『原爆 広島を復興させた人びと』『43回の殺意 川崎中1男子生徒殺害事件の深層』『本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式』『格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉』など多数。2021年『こどもホスピスの奇跡 短い人生の「最期」をつくる』で新潮ドキュメント賞を受賞。
ご来場時のお願い
・新型コロナウイルスの感染拡大状況および行政からの指示・要請等により、やむを得ずプログラムの中止や一部内容を変更して実施する場合がございます。
・感染防止のため、マスクの着用をお願いいたします。
・会場にアルコール消毒液を設置いたしますので、十分な感染対策にご協力ください。
次回以降の予定
第3回予定:ことば再発見3・使う「なぜ対話はすれ違うのか」
講師:梶谷真司(東京大学大学院教授、『考えるとはどういうことか』著者)
日時:2023年1月11日(水)19時~21時
場所:3×3Lab Future
主催:株式会社幻冬舎、エコッツェリア協会
協力:一般社団法人 66Love協会