打ち水プロジェクトのひとつ、丸の内仲通りの周辺、95店舗が参加されている『大丸有(大手町・丸の内・有楽町)打ち水WEEKS』。スタートから4年目となる今年は、7月26日(金)から8月31日(土)の間、夕暮れ時に店先へ打ち水をし、訪れる方を快適な環境でお迎えしようと、晴れた日は毎日行われています。
参加されている店舗の中から、今回は「CAFE GARB TOKYO」「一保堂茶舗」「パリアッチョ」「ザ・ペニンシュラ東京」の4店舗にご協力いただき、打ち水の様子を取材しました。
店先への打ち水。それぞれの思い!
「あえてもう一度、美味しく・楽しく・寛げる」をコンセプトにしたカフェレストラン「CAFÉ GARB TOKYO」さん。打ち水をされている間も終始笑顔で、「打ち水をするときの音が好きなんですよ。」とお話をしてくださいました。
京都に本店を構える、日本茶の専門店「一保堂茶舗」さん。とてもやさしい雰囲気での打ち水。「お店の前を通る方に、少しでも涼やかな気持ちになってもらえるようにと、打ち水をしています。」とお話を聞かせてくださいました。
カフェとしてはもちろん、ネイティブ・イタリアンを楽しめるトラットリア「パリアッチョ」さん。お店のエントランス付近で打ち水をされ、「打ち水の瞬間"風流だな"と思います。」と応えてくださいました。
皇居外苑と日比谷公園の緑豊かなロケーションに位置する「ザ・ペニンシュラ東京」さん。とても親しみやすいスタッフの方々が打ち水をされています。「打ち水は風情がありますし、その場所が涼しくなったように感じます。」とお話しいただきました。海外の方も興味を持たれていたそうで、打ち水について説明をしたこともあるそうです。
丸の内仲通りを抜ける風が、打ち水のあと心地よい涼しさを伝えてくれます。打ち水は、気温を下げる効果があることはもちろんですが、街に訪れる方たちへの思いやりも感じられた、そんなひと時でした。
今回、取材をさせていただいた店舗以外でも、数多くのショップや施設で打ち水をされており、毎日の生活のなかに少しずつ「打ち水」が定着してきていることが感じられます。