シリーズコラム

【さんさん対談】東京-地域、次のインターフェイスは

日根かがり氏(和歌山県東京事務所次長)×田口真司(3×3Lab Futureプロデューサー)

8,10,11

「東京」「地方」の対立構造はもう止めたほうがいい。というよりもそもそも「東京」と「地方」に対立する構造などあったわけではないはずだ――。3×3Lab Futureが、地域と東京をつなぐHubになろうとしているとき、そこにあるのは東京と地域をパラレルで同列に捉える視点です。どちらかがより優れているとか劣っているとかそういう関係ではない。もちろん、どちらかが一方から収奪する関係であってはならないことは言うまでもありません。そのように地域と関わろうとするときに必要なのは地域側の理解者、プレイヤーです。今回のさんさん対談のお相手は、3×3Lab Future創生期から積極的に関わり、東京-地域の関係について発信してきた、和歌山県東京事務所次長、和歌山県PRマネージャーの日根かがり氏です。対談からは、東京と地域をつなぐ、新しいプロジェクトの予感も生まれたりして......。

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「関係性」構築の重要性

「関係性」構築の重要性

田口 日頃から、地域との接点の持ち方について、日根さんにはいろいろご示唆をいただいているわけですが、この対談では改めて、「人」にクローズアップして、過去から、今、そして人を起点に広角的に未来を考えていきたいと思います。早速ですが、まずは経歴を教えて下さい。

日根 和歌山市で生まれ、高校まで過ごし、大学で初めて県外に出て、県庁への就職で和歌山に戻ってきました。大学は神戸だったのですが、入学するときから卒業後は実家に帰るという約束もしていたということもありまして、和歌山に帰って県庁に就職するという道を選びました。

当時は、女性が男性と同等に給与をいただける就職先は限られており、その中で私は県庁のほか、学校の先生になる道を検討していました。子どもの教育に関わるのも魅力的ではあったのですが、和歌山というフィールドを作るという仕事が夢のある仕事に思えたんです。また、学生時代、販売業のアルバイトをしていたこともあり、公務員って究極の接客業、サービス業なのではないかと感じていました。

田口 市役所という選択肢はなかったのですか?

日根 そうですね。大きなフィールドでチャレンジしたいと思って県庁を選びました。 県庁に入って、最初に配属されたのが海草振興局(和歌山市・海南市・海草郡紀美野町を所轄する地方事務所)だったのですが、そこで3年間地域のみなさんと密に接したことによって、この先公務員を続けられるかも、という自信をいただくことができたんですよ。

和歌山市も十分ローカルですが、私は新興住宅地育ちだったので、配属当時、海草郡の山あり海ありの景観や人々の暮らしに感動して「すごい、すごい」を連発していたんです。あの柿の木すごいね! こんなに曼珠沙華が揺れているのは見たことがない! そうやってキャーキャー騒いでいると、地元の方がまた面白がってくれるんですよ。「そんなに珍しいか?(笑)」って。それでまたいろいろなことを教えてくれるんです。こんなに素敵なところに暮らしているのに、それが日常になってしまっているから、すごいと言われることがないんですよね。

私が気持ちを言葉にすると、地元の人たちが元気になってくれるのも嬉しかったですし、すごく可愛がってもらいましたね。そのうち、「これ、県庁の○○さんに届けて!」などと気楽に声をかけていただけるようになって、なんだか身近な変なキャラクターとして扱われていたと思います(笑)。

田口 人が喜ぶのを見るのが好きだったんですね。

日根 今思うと若かったなと思うのですが、ズケズケと正論を言っていたと思うんです。「こんなことをしているから地域がダメになる」とか「こうしたほうがもっと地元は良くなる」「どうしてこんなことになってるの? もったいない!」みたいなことをね。それが若いから許されるということもあったのでしょうけど、面白がられていたと思います。

田口 受け入れられたのは日根さんが本気で言っているのが伝わったからでしょう。

日根 それはあるかもしれません。最初からこの地域が好きだということを伝えていて、その関係性ができていたからこそ、私が伝える言葉も聞いてもらえたというのはありますね。

田口 どうしても地方創生って、理屈から入るじゃないですか。べき論とか、経済活性化とか。それだとダメじゃないかなって思うところがあるんですよ。

日根 そうそう。課題から入るというか。

田口 本当は逆なんですよね。感情があって関係性が構築されてから、初めて課題や理屈の話になるべきなんです。

日根 それはそう思います。私も、その体験で県庁の仕事をスタートさせることができたのは、貴重な財産になっていると思います。相手にちゃんと向き合って、好きになって、関係性ができたときに、初めてお互いに意見を言うことができる。そういうことが大事なことかなと思います。

「東京」と「地方」は対立軸ではない

日根 入庁後は、観光課、企画総務課、財政課、政策審議室、地域振興課。県立医科大学の移転プロジェクトも担当しました。ずっとソフト面を担当される方もいるのですが、私は財政課に6年、内向きの仕事もさせてもらったし、観光課や地域振興課のような外を向く仕事も、両方やらせてもらって、いい経験を積ませてもらったと思います。

田口 東京に来たのはいつですか。

日根 10年くらい前ですね。今の仁坂(吉伸)知事が初当選したころ。

田口 どうでした? 地元を東京から見るようになって。

日根 その前に世界遺産の担当チーフだったので、メディア中心に東京の知人友人は多かったこともあって、個人的には違和感はそれほど感じなかったですね。でも、ずっと関西にいたので、マーケットとしての東京の可能性にはすごく興味があったし、暮らさないと分からないことがあるなと感じました。やっぱり関西関東の両方を知って伝えていくことが大事だなあと。違いを知ることは大切ですね。

例えば、関西はすごく近くに山並みが連なり重なって、海にもすぐ接している。関東は、平野から台地状の広がりが大きいじゃないですか。それがだんだんと積み重なって、さらに高い山になっていく。この山並みの感覚が、関東と関西ではすごく違いますね。東京の人に熊野古道の写真を見せると、雪が相当降ると思うらしいんです。いやいや、雪は降らないし、冬は間伐時期なので木の香りがして気持ちいいですよ、なんて話をするのですが、情報を伝えていくときに、そうした気候風土の違いを理解して伝えないと伝わらないんですよね。その点はとても意識するようになりました。

田口 なるほど。東京事務所では今どんな業務を担当されているんですか。

日根 県の出先機関としての東京事務所の役割でいえば、各省庁や国会議員の先生方との連絡調整担当という立ち位置が分かりやすいです。各省庁に担当が出入りして、新しい政策や法案の情報収集や分析、本庁との橋渡しをします。あとは、企業誘致の営業。移住や物産振興なども東京事務所で担当する県もあると思います。

特に、地方創生の動きが高まってからのこの5、6年は、東京事務所に、東京での営業機能を重視する傾向が目立つようになりましたね。人脈を作るとか、情報発信するとか。

私自身、東京にいて、意識していないと「和歌山県」という名前を聞くことがないというのは問題だと思っていました。そもそも、地方が自分の地域のPRをするときに、観光課だけが担当しているのがちょっともったいないと思っていたんです。観光は、もちろん議会や県民に説明するときに分かりやすいですよね。外から人を呼びます、活性化させます、外貨を稼ぎます、といえば、「観光」というチャンネルが分かりやすい。

でも本当は、医療でも農業でも、工夫次第で地域をPRするチャンネルはたくさんある。それなのに、観光というドアしか使わないのはもったいない。和歌山にはたくさんの要素があるのだから、もっと他のドアも開かないといけないと。それが、私が広報専門官として東京に来た理由です。

田口 例えばシリコンバレーは、人、モノ、技術、金がすごく集まる産業クラスターだから、それを利用して活動しようという人もいるわけで、東京も同じように利用すればいいんですよね。

日根 そうなんです。東京と地方を対立軸に置く必要はまったくないんですよ。両方好きでいいし、双方をうまく使えばいい。テレビ的には、東京と地方を対立させて、どっちが好き? どっちが面白い? みたいなことをやりますが、それは"どっちも"でもいいわけです。特に若い人は、地方も東京も好きで、さらに海外も好きで、それぞれに自分のホームを持っていたりするじゃないですか。マスコミ受けするようなコマーシャリズムな対立はもうやめて、もっとニュートラルになったほうがいいと思います。そもそもグローバルに見たら、東京も地方も全部日本じゃないですか。

「ソーシャル」「シェア」「シームレス」

田口 まったく同感です。それでお聞きしたいのが、日根さんがいつも仰っている3つのキーワード「シェア」「シームレス」「ソーシャル」。これはどこから、どのようにして身につけたものなんですか。

日根 ソーシャルから説明すると、これはずっと思ってきたものがこの言葉になったんです。和歌山のPRに欠けていた視点で、多くのローカルが意識できない感覚だと思います。

きっかけは、熊野古道の世界遺産認定です。実は、日本で初めて「文化的景観」として認定されたのですが、その「文化的景観」というものが分かりにくくPRしづらいという点が課題でした。これまで世界遺産は建築物中心で、お寺など、有形の資産として価値を分かりやすく示すことができますよね。

しかし、熊野古道の場合は、無形のエピソードがあって、それによって有形の資産の価値が高められている。言ってみれば空気みたいなもので、それは伝えるのがすごく難しいわけです。

熊野三山、高野山、吉野・大峰という、まったく違う宗教が互いに道で結ばれそのまま残り、日本古来の多神教の心性を色濃く残している。日本の精神性を表している世界に比類ないものである、ユニークと表現されていますが、こうした面が評価されて世界遺産認定に至りました。

田口 島国だから入ってくるのに「間」がある。それが間の文化になったとも言いますね。日本は調和を取る文化なのかもしれません。また、ずっと多神教の文化を持ち続けている日本は、ダイバーシティを受け入れる素養があったということでもあるのかな。

日根 お寺とか神社とか意識してないんですよね、日本人って。

神様との関わり方には2種類あるそうです。ひとつは信ずる対象。もうひとつは日常に神を感じる神民。自然とかそこここに神様がいるわけです。
神教はより進化していて、多神教のほうが原始的で文化が劣っていると言う人がいますが、それは違います。単に関わり方が違うだけ。それも日本のニュートラルな精神性を表しているのだと思います。ダイバーシティもサステナビリティも、1000年前からやっていたということだと思います。

神様との関わり方には2種類あるそうです。ひとつは信ずる対象。もうひとつは日常に神を感じる神民。自然とかそこここに神様がいるわけです。 神教はより進化していて、多神教のほうが原始的で文化が劣っていると言う人がいますが、それは違います。単に関わり方が違うだけ。それも日本のニュートラルな精神性を表しているのだと思います。ダイバーシティもサステナビリティも、1000年前からやっていたということだと思います。

「私」とは違う「あなた」と、お互いの要素をかけ合わせて、折り合いを付けて新しいものを作り出す。違いを認めて自分たち流にカスタマイズする。これはすごく難しいことなんだけど、それを日本はやってきた、とても平和な文化なのではないかと思います。

こうしたことを世界遺産を通して学んで、それが「ソーシャル」という言葉に落ちていきました。単なる観光地のPRじゃなくて、本当の価値を伝える「伝え方」が大事で、それを「ソーシャル」という視点を意識することで共感してもらえることが分かりました。

田口 なるほど。では、シェアは?

日根 日本人はもともとシェアの文化があったと思います。3×3Lab Futureに来てそれに改めて気づきました。シェアしている若い人たちたくさんいるじゃないですか。そういう人たちと話す機会がたくさんあって、その精神性にすごく感動したんですよ。

ゆとり世代と表現される若い世代もありますが、そうじゃない。すごく合理的な考え方をする、その合理性が上の年代に分からないということがあるのかなと思います。モノが溢れている時代に生まれているから、モノを持つことに執着しない。必要のある時に持てばいい。アナログの世代は、まず所有があって、人のもの、自分のものと考えたくなるんですけどね。

田口 所有することで満足しちゃうということはありますね。

日根 そうそう。彼らは必要なときだけあればいい。ある意味わがままな所有の仕方なのかもしれないけど。彼らにとってはシェアというスタイルが合理的で、シェアを可能にする緩やかなつながり、コミュニティを大事にしている。3.11の影響もあるかもしれないし、SNSのおかげもあるかもしれません。

田口 地域もシェアすればいいということですね。それでは、シームレスは?

日根 デジタル化した社会だと、オンオフが切り分けられないという感じがしています。それと同じように仕事とプライベート、東京と地方という二択の選択も、ボーダーを引かず、境目は緩くていいじゃない、と思うんです。そうなったら、地方も東京もすごく変わっていくと思います。

ワーケーションで地域と関わる体験を

田口 面白いですね。あと、ワーケーションについてもお聞きしたいんですが、どういう経緯で始まったものだったんですか。

日根 当時、総務省の「ふるさとテレワーク事業」の一環で、セールスフォースさん(株式会社セールスフォース・ドットコム。世界的なIT企業の日本法人)と連携することになったのが今となればひとつのきっかけです。総務省の予算で実証実験という位置づけではありますが、彼ら自身、しっかりした考えを持ってサテライトオフィスに取り組んでいました。

田口 和歌山を選んだのはなぜだったんですか。

日根 羽田から南紀白浜まで1時間、空港から町まで10分という近さが決め手かな。景観、環境としてはいくつか候補があったようですが、時間距離がもっとも短いところが理由になったようです。この進出を一例として、東京にこだわらずリゾートな環境の中でリモートで仕事をするというスタイルもありじゃないかとヒントをもらえた。

田口 そのワーケーションを県が積極的に支援するようになったのはどうしてですか?

日根 2つルートがあって、ひとつはワーケーションの概念を広めようとしていた情報のセクション。もうひとつが企業誘致のセクションです。広い工業用地はないけれど、南紀白浜のリゾート地の保養所などを改装して、IT企業に入ってもらえないか、とサテライトオフィスの誘致をしていたという流れです。

その2つの動きがうまく重なりあって、働き方改革の流れにも乗り、南紀白浜=ワーケーションというイメージが、取材も受けて、広く定着してきたというところですね。そこからIT企業に限らずいろんな企業に営業するようになって、すると、企業ニーズあるなら、これをビジネスにしようという不動産系の企業も出てきて、加速してきたわけです。

田口 ワーケーションから、地域課題解決につながっていくところはありますか。

日根 ありますね。地域の人と関わることで価値が生まれる。

ワーク、プラスで何をやるかは、何でもいいと思うんです。ワーク+イノベーション、ワーク+コミュニケーションなど組み合わせは何でもOK。企業の新しい価値を作るために、企業が地域をどう活用するかは自由だし、活用すべきだろうと思います。

いろいろな働き方改革、地方創生の動きがある中で、ワーケーションはすごく面白いスタイルなのではないでしょうか。広がり、可能性があると思います。その中で大事なのは、仕事だけじゃなくて、普段とは違う場所で、その土地ならではの体験・経験をすること。そこから新しいものを生み出す芽が出るのではないでしょうか。

それには、ローカルなその土地ならではのものに触れるのが大事で、飲み屋でもいいし、農業でも、地元の暮らしでも、まずはそれに触れること。その経験がその人を変えるすごく大きなファクターだと思います。

結局そういうことがないと景色の良いところで働くだけになってしまって、もったいないでしょう。逆に地元の人にも、プラスの価値を提供できる力をつくってほしいなとも思います。

田口 人を移動させるのってすごく大変ですが、ワーケーションはすでにそこへ行っているわけですから、そこに関わる仕掛けを作るだけでいい。地域の人側でもいろいろできることがある、やるべきだろう、ということですね。

日根 ええ。それがすごく大事。お互いに刺激を与え合うという関係。それがソーシャルってことかなと思います。

そういう人のことを「ソーシャルビジター」と呼んでいるんです。

「観光客」と呼ぶと、地域の人の経済活動の対象みたいになってしまう。「関係人口」という言葉もありますが、関係性を持つということにフォーカスしてしまって、ちょっと意味が違う気がして。だから、単純に地域とソーシャルな関係をもつ人、という意味で「ソーシャルビジター」。

いろんな形で出会って何かやろうか、みたいな感じ。ワーケーションでそういう出会いをもってほしいし、そのためには地元の人ともっと関わることのできる仕組みが必要だと思っています。

田口 つながりは大事なんですが、誰とでもつながりたいわけじゃなくて、切磋琢磨している磨かれた人と出会う。その出会いが気持ちいいんですよね。そういう出会いがほしいですね。

日根 いますよー、ローカルにも。出会いの感性を磨くといいですね。それには、いろいろなところに行って出会いを繰り返すことかなあ。だんだん感性の合う人と出会う率が高くなるという気がします。だから、地方のほうも変わる機会が増えると思えばいいんじゃないですかね。

刺激、アンチ標準化......地域と関わる次のキーワード

田口 最近、地方のほうが変わるきっかけが少ないのかなって思っていました。地方の人は車で通勤するから「他人」と接する機会が少ないじゃないですか。

日根 そうですね。観光地のように、外部との接点が多いところは、人々の意識も柔軟で変化のスピードが速い印象があります。刺激があると人は変わる。逆にいえば、刺激が少ないと変わる機会があまりないわけです。だから、面倒でも、そういう刺激がある状況に身を置いたほうがいいですよね。車ばかりではなくて、たまには電車やバスに乗ったほうがいい。

脳は知識だけじゃなくて、五感で刺激を受けて学習するそうですよ。子供でも五感刺激が大事。だから脳に違う刺激を与えないといけないんですよね。シナプスがつながって、成長する。違う刺激がパルスになって、脳が活性化する。違う場所に行って、自然の中でインスピレーションが湧いた、などというのもそんな感じですね。

田口 そういうことを全体で仕掛けていきたいですね。

これはビジネスでも活かせるものだと思います。グローバル化され、安く速く効率化を求める従来の経済成長のレイヤーで戦う企業もありますが、そこからズレたレイヤーで、面倒なことをじっくりやるという企業も出てきています。実は地方はそういう面倒なことをじっくりやるのに強い、得意としてきたというところがあると思います。

日根 そうそう、高度経済成長期以降、日本は標準化することで成長してきたところがありますよね。暮らしやすくなる、便利になる。でも弊害もあって、標準化したものから外れたものを受け入れなくなってしまった。

もともとダイバーシティに寛容な社会で、異文化だって自然に取り込んで、だからクリスマスとかすっかり取り入れてしまっているのに、いつの間にかマッチしていないもの、はみ出したものを、受け入れなくなってしまっている。どこかで標準的であることに固執して、日本人が小さく固まってしまったのかな。そこをちょっとだけ緩めてあげることができたら大きく変わるのではないかと思います。

田口 今日はいいヒントをもらいました。最近、名古屋と協業の可能性を探っているんですが、その視点は使える気がしました。

日根 名古屋、そうですね、名古屋標準が最高と思っているところがあるので(笑)、そこを緩めてあげる必要はあるかな。

田口 今度名古屋関連のイベントをやるんです、良かったらご一緒しませんか。

日根 実は和歌山は名古屋圏なんですよ。電車一本でつながるし、昔は名古屋に和歌山事務所があったくらい。それはぜひご一緒したいです。

田口 最後にいい形で繋がりました。ぜひこのつながりを大事にしていきたいですね。今日はありがとうございました。

日根かがり(ひね・かがり)
和歌山県東京事務所次長 和歌山県PRマネージャー

熊野古道や高野山などの世界遺産をはじめパンダファミリーなどなにかと話題になる和歌山県の、"情報発信源"の1人。全国に先駆けて取り組みを始めた「ワーケーション」の普及、認知拡大にも務めており、イベントへの登壇やマスコミとの交流も多い。地域活性化、地域からの情報発信、PRの第一人者。

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