旅番組で地方と都市をつなぎます
丸の内朝大学が運営するインターネット放送局「朝大学テレビ」では、初の旅番組「旅っていいかも!燕三条編」を2015年秋に放送しました。これは、TIP*S/3×3Labo共同企画の地域プロジェクト「燕三条『工場の祭典』トークイベント&スペシャル訪問」からの依頼を受けて制作したもの。朝大学テレビではこれまでさまざまな番組をつくってきましたが、受講生やクラスと直接関係ないテーマで、オファーを受けて制作した番組は初めて。こつこつと平日朝の生放送を続け、撮影や編集技術も向上してきたことを認めてもらったのかなと思っています。3月13日には旅番組第二弾「松山編」のパブリックビューイングも行う予定。朝大学テレビが地方への理解を深め、都市との新しい関係を築くきっかけになれば嬉しいですね。さらにこれからもっと行政や企業等と連携し、コミュニティメディアの可能性を広げていきます。
- Q1
- 「旅っていいかも!燕三条編」の見どころをどうぞ!
- A1
- 金属加工で有名な燕市・三条市の歴史を振り返りながら実際に工場を巡り、職人と触れ合ったり、ご当地グルメ「背脂ラーメン」を味わったりと、都市に暮らす朝大学生の視点で土地の良さを伝えています。「金属加工のものづくりはエンターテインメントだ!」と旅人が感じた理由を、ぜひ番組でチェックしてください!
※番組の視聴はこちら!
- Q2
- 大丸有で好きな場所は?
- A2
- 佐藤「行幸通り!朝大学生の憩いの場というか"遊び場"。歌ったり、踊ったり、たくさん騒ぎました(苦笑)。いろんな思い出が詰まっています」
野田「JR東京駅の丸の内北口前の交差点を見るのは好きですね。早朝に交差点を渡って会社に急ぐ人を見ると、この人たちが社会を支えてるんだなと思って、『がんばって!』『よろしく!』という気持ちになります」
- Q3
- 大丸有を1日好きにして良い、と言われたら?
- A3
- 佐藤「オフィス街に大きなグリーンバック(クロマキー合成で使用される)を用意して、特撮で映像を作りたいです。ハリウッドでは街の中で撮影しているので、大丸有でもできればいいですね。丸の内を廃墟にしてみたり、楽しそう!」
野田「街全体を使った大運動会をやってみたいですね。歩道を使った幅跳び、仲通りで100メートル走、街全体がフィールドのサッカー、ビルの階数に合わせた棒高跳び......いろいろなアイデアが浮かびます」
- Q4
- オススメの本を1冊お願いします。
- A4
- 佐藤「『ニキ・ラウダ 不屈のチャンピオン』は面白いですよ。彼は映画『ラッシュ/プライドと友情』のモデルとしても有名ですね。F1ドライバーとして顔面に大火傷を負いながらチャンピオンになり、引退後は航空会社を起業しました。自社機の墜落事故から旅客機が持つ構造的欠陥を改修させたりと、強い意志で困難に立ち向かう姿に憧れます」
野田「折にふれて読み返すのは、宮沢賢治『農民芸術概論』。創造的に生きるとはどういうことなのか考えさせられます。何事も本気で取り組めているのか、周りに迎合せずに自分の直感を信じてアウトプットできているか。朝大学でも『哲学クラス』を運営していたので哲学が好きなのですが、この本を読む度に自分自身に問うています」
- Q5
- 3×3Labo Futureに期待することは?
- A5
- 撮影機材が置いてありますので3×3Labo Futureは私たちの「拠点」です。そして、新たなつながりを生む拠点でもあるなと感じます。燕三条の番組を制作するチャレンジができたのも、TIP*S/3×3Laboでのつながりがあったからです。これからも多様な人たちとの出会いがあり、新しい価値を生む「拠点」であり続けて欲しいと思います。
佐藤和彦(さとう・かずひこ)
丸の内朝大学テレビスタッフ
2011年秋学期「丸の内コーラスクラス」にて丸の内朝大学を初受講。以降、コーラスクラスの卒業生によるソーシャルプロジェクト「ゴスペルクワイア"Birds"」で活動。2014年春学期には「丸の内チアダンスクラス」を受講し、後にクラス委員も務める。朝大学テレビには2014年第一期募集で参加。イチから映像配信技術を学び、現在は生放送の配信から30分番組の撮影・編集まで行う技術スタッフとして活躍する。本業はIT業界で働くシステムエンジニア。
野田武志(のだ・たけし)
丸の内朝大学テレビ事務局
有限会社オール・アズ・ワン代表。セールス・マーケティングの専門家として企業コンサルティングに取り組む中で、単なる利益拡大と社員の幸福に相関関係がないことに疑問を感じ、2009年よりこれからの時代に求められる新たな「組織と個人の在り方」を実現する事業を開始。以来、様々な「人づくり」のプロジェクトに携わる。2010年より丸の内朝大学の事務局に参加し、「ソウルトラベルクラス」「哲学クラス」「フラッシュモブクラス」などを担当。2014年の朝大学テレビ開局当初から事務局を務める。2016年より子供と大人の一体的な体験のある学びから新しい家族のカタチを目指すコミュニティ・プラットフォーム「ピースガーデン」を開始。
朝大学テレビ
燕三条 工場の祭典
ピースガーデン