2012年建物応急危険度判定訓練の様子
2012年建物応急危険度判定訓練の様子
9月2日、大丸有にて三菱地所グループの「総合防災訓練」が行われます。発災後の初動から、要救助者への対応、建物の安全確認、さらに帰宅困難者や災害後の来街者への対応等を含む大規模な訓練。大正12年の関東大震災を契機に始められたもので今年が87回目。2012年の訓練にはグループ社員約1,250名、テナント企業150社約400名(丸ビル総合防災訓練)が参加しました。
今年の訓練は朝7時15分から開始予定。平日の午後5時に東京湾北部地震が発生という想定で訓練が始まります。
総合防災訓練は非常災害体制編成、建物安全確認、資機材作動習熟、仮救護所設営・負傷者対応、そして帰宅困難者対応を中心に実施されます。建物安全確認訓練においては、昨年より導入された「被災度判定システム」を活用し、地震発生後速やかに建物の危険度判定ができるよう訓練を行います。
また、丸の内ビルと行幸通りを舞台に、震災後の火災発生を想定した大規模な防災訓練も実施されます。東京消防庁丸の内消防署やテナントの協力のもと、避難訓練や負傷者搬送訓練、はしご車・レスキュー隊による救出訓練、放水訓練が繰り広げられます。今回初めて、スーパーアンビュランスという特殊救急車が出動するのも注目です。
訓練は、丸の内ビル、大手町ビル、行幸通り、日比谷公園など大丸有のあちこちで展開されます。訓練とはいえ、朝の大丸有が緊迫した空気に包まれ、街全体が災害に備えていることを実感できる貴重な機会。当日、お近くにお立ち寄りの方は、そんな空気を体感できるかもしれません。